バーレーン南部にある生命の樹(Tree of Life)を訪れた後、北東部にあるムハッラク島へと移動しました。
ムハッラク島は本島と橋で繋がっており、唯一の国際空港はこの島にあります。
真珠採取業で栄えた湾岸諸国
中東および湾岸諸国といえば、現在では石油のイメージしかありませんが、かつては天然の真珠採取業が盛んに行われていました。
その歴史は紀元前2千年にまでさかのぼると言われ、 潜水夫が素潜りで真珠貝を採取する原始的なもの。
湾岸諸国のなかでも、特にバーレーンの近海で採れる天然真珠は品質が高いとされ、古くから珍重されてきました。
19世紀中ごろには真珠産業の最盛期で、当時はダイヤモンドよりも高い値がついたほど。
しかし、1920年代から始まった世界恐慌により、宝飾品業界の市場が大幅に縮小。さらには現在でも真珠の世界シェアトップを誇る、「ミキモト」の創業者である御木本幸吉が養殖真珠の技術を確立。
天然真珠の3分の1の値段で取引される養殖真珠が、瞬く間に市場を席捲したことにより、湾岸諸国の真珠採取業は急速に衰退して行きました。
現在では、天然真珠の採取に従事する人はほとんどいなくなってしまったようです。
世界遺産「真珠採り、島の経済を物語るもの」
バーレーンのムハッラク島には、真珠採取業が最盛期だったころの建造物群が残されており、 貝の養殖棚や倉庫、漁場などの関連施設が「真珠採り、島の経済を物語るもの(Pearling, testimony of an island economy)」 という名称で、2012年に世界遺産に登録されています。
世界遺産登録基準としては以下の通りになります。
(iii)現存する、あるいは消滅した文化的伝統または文明に関する独特な証拠を伝えるもの。
バーレーンとしては2005年に登録された「バーレーン要塞 – ディルムンの古代の港と首都」に続き、2件目の世界遺産です。
Google Mapを頼りに現地へ
今回は南部にある「第1号油井」の後に訪れました。
場所はGoogle Mapで「バーレーンの真珠採取業」に設定。


コンクリートで作られた無機質な建造物。
この建物はイギリスの建築家によって最近建設されたものとのこと。


少し移動し、「ベイト シェイク イーサ ビン アリ(Bait Shaikh Isa Bin Ali)」という場所へ来ました。
19世紀に建造された、イーサ=ビン=アリ首長の邸宅です。
こちらは入場料がかかります(1BD)。





写真からもわかる通り、観光客は自分たちの他にはおらず。。。
建物内部には何もなく、生活感を感じることはできませんでしたが、真珠採取業最盛期の遺産をゆっくり見学でき良かったです。
日が暮れてきたので、この日の観光を終え、首都マナーマに戻りショッピングに向かいました。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。


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