2020年6月 香川県某所のヒメボタル

ホタル

水生ホタルと陸生ホタル

ホタルといえば、梅雨時期の夜、きれいな川を飛び交っているイメージを持たれている方がほとんどだと思います。

それらは主に『ゲンジボタル 』 や『ヘイケボタル』の仲間で、水辺に生息する『水生ホタル』に分類されます。

しかし、実は日本に生息するホタルのうち、ほとんどは水辺ではなく『陸生ホタル』なのです。

また、すべての種類のホタルが発光するのではなく、全く光らないホタルや、幼虫の時だけ光るホタルもいます。

山奥でひっそり暮らすヒメボタル

陸生ホタルの中でも、『ヒメボタル』という種類のホタルは、成虫でも光ります。

彼らは陸生の貝を餌にしており、竹林や雑木林などに生息しています。

ゲンジボタルやヘイケボタルに比べ、知名度は低く、ヒメボタルの生息地はあまり知られていないように思います。

ネット上でも、ホタルと調べると出てくるのはほとんどがゲンジやヘイケの情報です。

香川のヒメボタル

地元大阪では、北摂地域にヒメボタルを保護している地域があったりと、そこそこ生息地は確認されています。

しかし、香川県内ではほとんど情報がありません。

ただ、全くいないはずはないと信じて、かたっぱしから情報収集。

夜な夜な人里離れた山奥へと赴き、なんとかヒメボタルを見つけることが出来たので、撮影してみました。

深夜、真っ暗な竹藪にて。

水生ホタルは夕暮れ時から飛び始めるのに対し、ヒメボタルが飛ぶのは深夜0時以降。
この写真も深夜1時ごろに撮影したもの。

スマートフォンではもちろん写りません。シャッターを長時間開くことが出来る、一眼レフ等でしか撮影は不可能です。

写真のように、ヒメボタルは短いインターバルで、点滅するように発光します。

一方、こちらはゲンジボタル。ゲンジボタルは数秒間光りながら消え、また数秒間の発光を繰り返すため、ヒメボタルとは全く異なる軌跡になります。

ヒメボタルの撮影は正直恐怖との戦いです。真夜中で竹藪の中では獣のような何かがガサガサ音を立てる中での撮影でしたが、非常に貴重な光景が見れたと思います。

なお、これらのホタルの住処については、ネット上で公開してしまうと多くの人が訪れ、ホタルの住む環境が壊されてしまう可能性があるため、掲載はしません。

以上、今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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